活 動報告(2019年度)
3月22日 家族会
✖ ・この場合、母からの情報なのか当事者からの
情報なのか支援者は混乱するので(色々な
親子の情報を聞いているから)母は話さない
ほうがよい。
・昼間はひきこもっているが暴力・暴言もなく、家族と食事をし、夜は外出する等
の場合
⇒低く安定してしまっている
⇒変化を与えたほうが良い。本人に困ったなぁ、どうしよう、と考えさせること
が必要。「大人」としてみて、自分で何事も選択していく方向にもっていく。
本人が選び、失敗する、ということをしていったほうが良い。
・息子が自宅での仕事を始めて11か月経つ。
在宅ワークではなく出社を薦めたが、息子は「無理」という。
⇒まずは、人のいない夜間に”会社の見学”をさせて、上手に出社できるように
仕向けてはどうか。

2月23日 家族会
・息子の福祉手帳をこれから申請するところ。
家の中が片付いていない。親である自分がまず身の回りをきちんとしよとう思った。
息子も片づけを手伝ってくれている。
・息子の障害年金申請が通った。
福祉手帳の申請が通ったら一人暮らしをしながらオレンジの作業所に通う予定。
・ひきこもりの息子の部屋にご飯を運んでいる。家族と会話はしない。
ゲーム内が自分の居場所と思っているようだ。周りとコミュニケーションは取れない
が、ネットでの買い物をコンビニで受け取ることはできている。
・息子は親のカードを使いネットで買い物をし、受け取りも親。
⇒買った本人が受け取らざるを得ない状況にする。親は受け取らないようにする。
・ひきこもり26年の息子⇒うつ病が疑われるので精神科を受診すべき。
・息子が今の薬を飲み始めて1年。
あっているようで、自分で飲むと決めて服用できている。
1か月に1回保健師が自宅を訪問してくれる。
訪問してくれる保健師に今後、何をしてもらうか考えていきたい。

1月 5日 家族会
・息子57才(両親80代3人暮らし)25年間ひきこもっている。
食事は母が2階の息子の部屋に持っていく。母とは少し話す。
両親が「病院に行こう」と言っても聞かない。
⇒近所の精神科に、まずは親だけで「家族相談」という形で行ってみてはどうか。
病院とつながっておくのは大切。
・息子は毎晩車で出かけていく。昼間は外に出ない。
母親は保健福祉センターへ相談に行こうと思っている。
・息子が怒りだしたが暴力はなかった。薬はきちんと飲んでいるからだと思う。
⇒薬の効果が実感できている様子だ。
・親が息子に何も聞かないのはよくないと思い「怒るかもしれない」と心配だったがいろいろ聞きたいことを聞いた。
⇒聞いていい。ただし「あなたのため」とは言わない。
「あなた(息子)のため」にやっているのではなく、自分が聞きたい、自分が
やりたいから。
息子が変わるには、親が自分自身のことに気づくこと。

9月22日 家族会
・父とほとんど会話がなかったが母が亡くなってからは父と会話している。食事の支度や家事についても話し合って分担している。自分の年齢のことを考え始め、家の中のいろいろなことを父が伝えてくるようになってきたが少ししんどい時もある。
⇒苦しい時は自分の体優先でよい。
・薬を変わるとき、本人が不安定になってしまった。副作用について医師が詳しく説明しすぎるのもよくないのでは。特に副作用については、薬のマイナスイメージだけが本人の頭に残ってしまう。
⇒医師も本人が良い方を向けるような言い方をしてくれるとよいのではないか。
・現在、障害年金用の診断書を医師に書いてもらっている。その後は障害者手帳用の診断書を書いてもらう予定であるが、現在入院中なので月10万円以上費用が掛かる。
⇒年金・手帳申請を同時進行してもよいのではないか。
・息子は母の会社の仕事を手伝っている。母の会社があるうちはいいが、その仕事が無くなった時のことを考えると自営と関係ない外部でできる仕事も少しできるようになっていくとよいと考えている。
⇒このままでよいわけではないので、少しずつ変化できたらよいのではないか。
・小学校の時、特別支援学級にいた。その後ひきこもった息子をどうしたらよいか。
⇒知的障害者更生相談所で判定されたら療育手帳が交付される予定。
・息子は親の車、クレジットカードを使っている。本人が自分の好きなようにドライブ、買い物ができる状況はよくないと親も思っているがなかなか息子に何も言えない。
⇒親の退職を機会に利用限度月額等のルールを作るのがよいのではないか。
・クリニックの診察室へ、本人と母親の二人で一緒に入って医師と話したほうがいいのだろうか。本人は嫌と言っている。
⇒医師宛てに成育歴や知っておいてほしいことを書いた手紙を書いて事前に渡しておくのがいいのではないか。
「ひきこもり つながる・かんがえる対話交流会 in岐阜」は10月27日(日)に開催します。

8月11日 家族会
・時々荒れて、自分の部屋のものを壊しているが何に対して怒っているのかわからな
い。
⇒部屋が怒りでぐちゃぐちゃのときに怒りの内容を聞くべき
・「僕、本音で語るから」と宣言。それからどんどんいろいろ行動できるようになって
きた。選挙にも行った。本人がどんどん進んでいっていく感じで親がついていけない
くらいのスピードだ。よいことだ。
・エンディングノートを書くことも大切
⇒両親が亡くなったとき、子どもが困らないためにも、そして、
自分自身について見つめなおすためにもはっきりさせなければ
ならないことははっきりとしておく。物事の整理をしていく。
これは自分の心の整理もなる。
「ひきこもり つながる・かんがえる対話交流会 in岐阜」は10月27日(日)に開催します。

7月28日 家族会
・アトピーで悩んでいるひきこもりの息子が、自分で予約して皮膚科へ行った。
そこで先生から「入院治療をしてみてはどうか」と言われたらしい。
⇒アトピーが治まってきたら、精神の状態も良い方向に向かうのでは。
まずは入院してみてはどうか。
・昔のことをいろいろ持ち出して親を責めるが、過去には戻れない。
⇒将来のことを息子と一緒に考えていくことが大切。
・自営の母の仕事を手伝うようになってからは、3日に一度は話ができるようになっ
た。昼夜逆転もしていないようだ。しかし、自分で決めたルールにがんじがらめに
なっていて、心に余裕が全くない。
⇒<母と自分>だけの枠を外へ少しずつ広げられるとよいのではないか。
・家の中では常に息子の気配に注意している。「息子に気遣いをすることで家の中が
まわるなら」と思ってしまうが、疲れる。
⇒疲れた時は「疲れた!」と言っていい。
・就労の仕方について悩んだら、本人が信頼している医師がいる場合、現在の状態を
分かってくれている医師から本人に話してもらうという方法が納得しやすい。
・息子のネット通販代金、夜のドライブ(ガソリン代)等、全て親がお金を出している。
⇒間もなく迎える両親の定年退職をチャンスと捉え「今までのようには
お金を出せないよ」と言う。それを言うのを避け続けると今後が大変。
「今後の家計について一緒に考えよう」と息子に話しを持ちかける。
「ひきこもり つながる・かんがえる対話交流会 in岐阜」は10月27日(日)に開催します。

6月30日 家族会
・「ひきこもり つながる・かんがえる対話交流会」通称「つなかん」の実行委員会を
行いました。
いろいろなテーマに分かれて、グループで対話をする会です。
今日はそのテーマを何にするか案を出し合いました。
・ひきこもり当事者と親
どう接したらいいのか(支援方法、将来のお金について、話しかけ方)
・ひきこもりに対するマスコミ、世間のイメージについて
・親の心の保ち方
・支援とのつながり方(どこに相談するか)
・社会に出た当事者談
等々
「ひきこもり つながる・かんがえる対話交流会 in岐阜」は10月27日(日)に開催します。

5月12日 家族会
・障害者枠での職労をしているが、今の職場では精神障害者への対応ノウハウがないよ
うに本人が感じている。
精神障害者が障害者枠での採用を義務付けられたことは親としてありがたいが、
それに伴い今後、どの職場でもこのような問題が起こりうることが懸念される。
・薬に抵抗がある親も多いが、やはり医師の指示に従うのがベストではないか。
不安や疑問点がある場合は医師に聞こう。
薬で太ることはよくある。太ることを気にするよりも、精神の安定のほうが大事。
・久しぶりに実家にやってきた妹と食事ができた。妹の旦那さんとも話した。
ずっと家にいるので、何か家事をやって欲しいと提案したが駄目だった。
家事をしてその対価としてお金を渡す、という方向にうまく持っていきたい。
・夫婦で日帰り旅行に出かける朝、息子に夕食作っておいてほしいと頼んだら、カレー
ライスを作ってくれていた。
息子はいろいろなカードのポイントで上手にやりくりしている。
母親とは会話ができるようになってきたが、父親のいる日は朝起きてこない。
が、逆に、これは「一人暮らし」をすすめるきっかけになるかもしれない。
・息子が入院して2か月たった。まだ閉鎖病棟だが落ち着いてきた。
薬と規則正しい生活のおかげだと思う。
お金の管理の仕方を覚えるため小遣い帳をつける練習をさせるつもりだ。


4月28日 家族会
・息子が突然「家から出なくてもいい仕事があればしたい」と言い出した。
自営の仕事があるため頼んだところ、3回やってくれた。
報酬に関しては、暫くの間は様子見をしながら、会社からではなく親から支払うこと
にしておく。
⇒仕事をして報酬を得ることを繰り返していくことで、自信を持つ事が出来、
社会参加することに繋がっていけるのでは。
・息子が「歯科検診を受けたい」と言っているので、訪問歯科診療か、障害者対応の
歯科医院へ行くかを息子に洗濯させようと思っている。
・母がクリニックへ行って息子の相談をしたところ「躁鬱の可能性があるようなので、
入院設備のある大きな病院へ行ってみて下さい」と言われたので、病院へ行き相談
したら「病気ではないような感じがする」とのことだった。